「美肌鍼」について
先日、新宿医療専門学校で美容鍼灸の授業後に学校広報の方と「美肌鍼」について打ち合わせし、体験して頂きました。
肩こりや腰痛の時に使用する鍼(はり)。
この鍼を短く持って、肌の表面から1〜2ミリ程度の深度まで鍼を到達させます。
お肌は表面(表層)から…
- 表皮層
- 真皮層
- 皮下組織
- 筋肉
という構成になっており、特にお顔などは皮膚も薄く、皮膚表面から1〜2ミリ程度でしたら真皮層まで到達します。
この真皮層に多く存在するのが、コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカンなど。
鍼をして出血はしませんが、この深さまで鍼が到達するという事は目に見えないサイズの傷がついています。
そして傷ついた細胞は再生しようとします。
美容鍼灸効果の一つとして、美肌や潤った肌になる・・・という声をよく伺います。
直後効果として潤う、施術を受けて3~4日後にも潤いを感じ、化粧乗りがよくなる、化粧伸びがよくなる・・・など。
目に見えないサイズの傷を皮膚につけて、新陳代謝を促す内容ですので、直後効果だけでなく、その後の持続効果も期待できます。
医学的根拠とすると、外科学の創傷治癒過程の応用といえます。
学校の授業やセミナーでは、このように美容鍼灸の効果を医学的根拠や学術的に学んでいます。
学生の方々が卒業後、免許取得後、狙って施術効果を出せる即戦力鍼灸師となる事を目的として授業を構成しています。
新宿医療専門学校 美容鍼灸特別顧問
東京大学医学部附属病院 リハビリテーション部 鍼灸部門 推薦治療院
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達