6月22日(火)、先週に引き続き「全身治療」がテーマ。
お顔以外の部位に鍼やお灸をして、お顔での影響を得る・・・という内容について。
前回は、「反射」という生理現象について学び、お腹を整える事でお顔色が変化するという事について学びました。
募穴(ぼけつ)※画像出典:経穴マップより
お腹で行った鍼が作用した筋肉は腹直筋や腹斜筋でしたが、、、体性内臓反射により自律神経反射(この場合、交感神経の過緊張が緩和され副交感神経優位となる)を発現させ、いわゆるリラックスモードな状態のお身体へと仕向けます。
背中側では脊柱起立筋や広背筋、腰背腱膜、多裂筋、などでした。
背部兪穴(はいぶ ゆけつ)※画像出典:経穴マップより
背中の凝った筋肉を鍼やお灸、手技などで解すことで内臓への影響をえる事ができます。
一つ一つを解いていくと、かなり時間がかかりますのでここでは割愛します。
一般的にツボと呼ばれる存在、専門用語的には「経穴(けいけつ)」と呼びますが押圧(指圧)されるとズ~ンと鈍痛を感じるところ。
反応点とも呼ばれ、お身体の不調を体表にサインとして現わしている状態と捉えられます。
経穴=反応点、まず単純に考えると、押して鈍痛を感じる経穴に鍼やお灸を行うと効く(※実際には極微妙に異なる)
授業では、お顔の色、フェイスラインのたるみや噛み締めによるお顔のコリなどを指標としてビフォーとアフターで比較してみました。
お顔だけにする鍼よりも、お腹の調子を整えたり、首肩こりを楽な状態として行う美容鍼では、まるで効果が違ってきます。
お顔での美容鍼効果の発現と収束、それぞれに関係してきます。
結論
当然、効果を持続的としたい場合には、お顔だけの鍼よりも・・・
全身にも鍼灸を行った方がより効果的となります。
医学的根拠ある美容鍼灸を教えております。
受講した学生さんたちが将来的に、医学的根拠に基づく美容鍼灸が実践されますように。
将来、ご要望される方々のお役に立てますように。
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達