「鍼灸で自律神経が整うの?」という質問を受ける事が多くなってきました。
結論から先に申しますと、自律神経が整うことに役立つ可能性が高いです。
11月に入りましたが例年よりも気温の高い日が続いております。
朝晩の気温差が大きい日もあります。
短期間に温暖の差や気圧の変動が頻繁に発生すると、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は、
「自」=みずから
「律」=律動(リズム)
という意味であり、具体的には心拍や血流、呼吸、消化吸収、発汗、筋肉の緊張や弛緩に関連します。
普段、自動的に働いている神経です。
寒暖差という自然界からのストレスにより・・・自律神経が乱れる、整うなどの表現が使われますが、お身体では上記のような内容で不調や症状があらわれる事になります。
鍼灸や入浴、サウナなどは「整える」方でお役に立ちます。
例えば、肩コリに対しての鍼灸で筋肉のコリがほぐれ血流が良くなるなどの変化が発生しますが、肩は首や腕、腰などに連なり運動するパーツなので肩コリへの鍼灸も全身のためにもなっていきます。
今後、季節的に寒さが増して筋肉もこわばり血流が滞りやすくなります。
因みに疲労を感じる物質(スポーツ選手がいう乳酸など)も血流の中を流れます。
コリがほぐれ血流が通常通りに巡りやすくなる鍼灸には、自律神経が整うというプロセスが含まれています。