鍼灸がお役に立てる事、こんなお悩みに④

結論から先に・・・イライラ(ストレス)にも鍼灸は有効です。

 

昨日アップしました腰痛でも、ストレス型の事が多く言われるようになってきました。

心理的な要因ですので、心因性腰痛(その他の部位でしたら心因性〇〇痛)なんて表現されます。

さてイライラを放置するとどうなるか・・・怒り、焦燥感、緊張、震顫、冷や汗、動悸、息切れ、などかなり多岐に影響が及ぶ可能性があります。

 

言い換えると興奮状態が続いてしまう。

自律神経という言葉をよく耳にするようになりましたが・・・・

自律神経には2種類あり、①交感神経(興奮系)と、②副交感神経(リラックス系)です。

ではイライラが続くと、察しの通り交感神経が働いている状態が持続します。

交感神経の亢進状態といいます。

ではどのようにリラックス状態に導くか。

例えば鍼の場合、2種類

物理刺激を行う鍼の場合、皮膚表面を鍼が通過する時、チクッという体感もあります。

イライラを助長する体感なのでは?という感じもしますが、このチクッという体感にも意味があります。

通常、人体は興奮状態とリラックス状態とを自動的に切り替えバランスを取ってくれています。

なんらかの原因でこの切り替えができない状態が自律神経の乱れ(失調)となります。

では、イライラ状態=交感神経の過緊張が続いている場合、鍼による体表のチクッ(一瞬だけ)・・・、その後に何も起こらなければ身体は慣れます。

最初のチクッをきっかけとして副交感神経(リラックス状態)が働くように仕向きます。

更に深い位置にある筋肉(凝っている)まで鍼が到達すると、ズーンという鈍痛を感じます。

この瞬間に凝っていた筋肉はほぼ一瞬で和らぎます。

反射といって意志とは関係なく発生します。

鍼灸の効果

いつものイラストですが、画像内の①~⑥が順次発生します。

 

ただでさえ、外出自粛、緊急事態宣言の解除はまだ先、新型コロナウィルスの治療方法やワクチンの確立もまだ先。

イライラしない訳ないのですが・・・

 

体調管理(肉体的、精神的)を目的としたコンディショニングでも、鍼灸がお役に立てる事はあります。

もっとも、バランスの良い食事、適度な運動、睡眠をとる事もとても重要です。

m(_ _)m

 

大森山王にある美容室と鍼灸治療院

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

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北見成達

鍼灸がお役に立てる事、こんなお悩みに③

腰痛

腰痛といえども種類がいくつかあります。

この所ずっと外出自粛、そしてテレワークや運動不足から筋肉をあまり動かさず、といった事が多くなっております。

そして慣れたオフィスと違い、自宅リビングのテーブルとソファ又はイスでのお仕事を余儀なくされ肉体的ストレスを感じている方も多く伺います。

今日は、筋筋膜性の腰痛について。

身体の要と漢字で表現されるように上半身と下半身をつなぐまさに要です。

先日から書いているように首や肩のコリがあると・・・その分どこかの筋肉が代償的に負担を被ります。

腰の筋肉は大まかに4方向に動き、普段は以下の①~④を同時に複合的に行っています。

①体幹を前に折り曲げる前屈

②体幹を後ろに反らす後屈

③体幹を横に反らす側屈

④体幹を横にひねる回旋

上記の筋肉が凝った場合、どの方向への動き(可動域)が制限されているかで判断します。

そして筋肉の緊張=コリが強い部位へ鍼を行います。

 

そして、腰の筋肉だけではなく連動している筋肉に対しても鍼を行います。

例:腰の筋肉(又はツボ=経穴)+臀部、太ももウラ、ふくらはぎ、などの筋肉にほぼ必ずコリがあります。

 

より効果の持続性が高い施術を行っております。

因みにほかの種類の腰痛、椎間関節性の腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、急性の腰痛、慢性的な腰痛、心理的ストレスが原因の腰痛も。

それぞれに対する施術方法があり、鍼の場合、お灸の場合、通電を行う場合もあります。

 

やはりお身体に合う施術方法を選択していきます。

※施術を受ける時のコンディションや、体質に合せます。

 

次回はイライラに関する内容を書いてみます。(予定)

 

 

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北見成達

鍼灸がお役に立てる事、こんなお悩みに②

昨日に続き、今日は「頭痛」

頭痛といってもいくつか種類があります。

今日は緊張型頭痛について。

昨日も触れましたが、肩こりの原因は首の筋肉のコリにある事が多いです。

首や肩の筋肉が凝って、重だるさ・・・次いで痛み、というようになっていきます。

 

<結論>

頭部、顔面部、頚部(くび)、肩、腕などに鍼を施術し、緊張した筋肉を和らげる。

 

<理由>

頭部や首の筋肉がこると、筋肉中を流れている血管を圧迫し血液循環が悪化します。

この血液循環が悪化すると何が起こるか・・・痛みを感じる物質が凝っている部位に留まりやすくなります。

↓画像内の筋肉のイメージ図では、凝った筋肉中に老廃物(乳酸など)や発痛物質が停滞しています。

鍼灸の効果

解決策としては、凝った筋肉を和らげ、血液循環をよくする事で、溜まっていた老廃物などが流れていき、痛みが緩和されます。

※因みに流れて除去された老廃物はどうなるか・・・脾臓や肝臓などで分解され、余分なものは排尿や排便で体外に排出されます、必要な物質は再合成されて体内で再利用されます。

 

頭痛がさらに酷くなると、めまいや耳鳴りなどを呈する事もあります。

そして今の時期は、気圧の変動や朝夕の気温の変化が大きい事が多いです。

肉体疲労だけではなく、大気の影響を受けて発生する事も多いので原因不明の頭痛を感じる方が多い季節です。

外出自粛により運動不足=筋肉が動かされず血流が停滞しやすく、老廃物が溜まりやすいコンディションの方が増えております。

軽いストレッチをしたり、お風呂で血流をよくするべく温まったり。

ご自宅にてセルフケアで行えることも多くあります。

それでもお辛い方は、ご相談ください。

 

鍼の場合は、凝っている筋肉の中に直接影響を及ぼせるので、効果が早く、持続的となりやすいです。

症状の程度によっては、複数回の施術が必要な場合もあります。

 

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北見成達

鍼灸がお役に立てる事、こんなお悩みに①

在宅勤務、テレワーク、リモートなんとか・・・

外出自粛により巣ごもり、運動不足、ストレス、肩こり、腰痛、むくみ、便秘(又は下痢)、イライラなどのトラブルやお悩みの声。

臨時休業中もたくさんのお問合せを頂きました。

 

今日から何回かに分けて、鍼灸や東洋医学が健康にお役に立てる事を書いてみます。

 

外出自粛により運動不足となって関連している内容について。

肩こり・・・通常のデスクワークでも発生しますし、今どきスマホやタブレットを使用しない日はないほどです。

そして外出せずに歩行する時間が減ることで、運動不足となるのは明白です。

筋肉は連動して動くので、単純に歩行不足となるだけでも肩こりや肉体疲労を助長しやすくなります。

凝った筋肉に対して、鍼やお灸は即効性があります。

鍼灸の効果

特に鍼は、一瞬ズーンという鈍痛(響きと表現したりもします)を感じることで、凝っていた筋肉は和らぎます。

イメージ的には↑画像を参照なさってください。

①のコリが和らぐ、という内容です。

肩のこった筋肉に対して鍼を行う・・・だけではなく、当サロンでは関連する部位にも鍼を行います。

理由として、効果をより持続させるためです。

 

今回ご紹介している肩こりでいうと、首、腕、腰、太もも、ふくらはぎ、などに行います。

 

肩こりと言っても、肩の筋肉だけが悪いという事は少ないです。

実施には首の疲れ、目の疲れ、姿勢などから関連痛として肩こりになっている事が多く。

さらに言い換えると、関連する部位の中でも一番ひどい部位(痛みを感じている部位)が肩であるという状況です。

 

対症療法としては、肩に鍼をします。

根本解決を目的として、首、腕、腰・・・などにも鍼を行います。

 

より質の高い施術を受けてみて下さい。

 

コロナウィルスの影響で、生活様式に様々な変化が及んでおります。

今日は肩こりという事に触れてみましたが、鍼やお灸と全身の健康をベースアップさせるのにお役に立てます。

 

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北見成達

 

 

 

鍼の効果、「NK細胞」について

もうずっと感染症、新型コロナウィルスに影響されている今年です。

今日は「NK細胞」について、ナチュラルキラー細胞・・・自然な殺し屋。

なんか直訳すると凄い呼び名!笑

 

しかし身体の中で、自発的に殺(や)ってくれています。

何を殺すか・・・異物や病原菌、ウィルスなど。

ありがたや。

NK細胞は、抗原(病原菌、ウィルス、異物など)を攻撃してくれます、そして殺傷能力が高い!

他の免疫(サイトカイン、Fc受容体など)と連携して攻撃、それに反し、正常な自己細胞は攻撃しないように(ホモ二量体、ヘテロ二量体など)抑制的にはたらいて精密緻密に、活性と制御がなされています。

 

さて・・・

鍼という異物(滅菌されたクリーンな)を身体に挿入すると・・・免疫が働き、この異物である鍼を除去しようと働いてくれます。

表現しようによっては、活性すると言えると思います。

つまり、鍼を行うことで既に持っている「免疫能」が活性するという事。

 

新型コロナだけが脅威ではないので、他の感染リスクある病原は避けたいところ。

鍼やお灸を行うことで、免疫の機能を活性し、予防を行ってみてはいかがでしょう?

 

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北見成達

鍼の効果、「インターロイキン」について

鍼という人体にとって異物が侵入してきた時、サイトカインが生体防御反応のために初動してくれる・・・と触れました。

 

今日は、このサイトカインのうちの「インターロイキン」と呼ばれる蛋白について書いてみます。

「インターロイキン」→単球、リンパ球、マクロファージなどが発生させる物質。

細胞の表面にある受容器に働きかけ、細胞の分化、活性、増殖などを促す。

インターロイキンは「IL」と表記され、発見された順番に番号が振られています。

 

IL-1 マクロファージが分泌し炎症の初期症状に働きかける

 

IL-2 T細胞が分泌して細胞の増殖と分化を促す

 

IL-3 T細胞が分泌して骨髄幹細胞に働きかけ癌細胞を攻撃する細胞を強化する

 

IL-4 B細胞の増殖、T細胞と肥満細胞を分化させる

 

IL-5 B細胞に働きかけ、IgA抗体を産生させる、それとは別に好酸球を活性させる

IL-6 マクロファージに働きかけ急性反応を示させる

※鍼による身体への侵害刺激、お灸の身体への炎症(極微細な)反応では、このIL-6が作用している

IL-7 血球細胞、胸腺、肝臓、骨髄などの間質細胞から産生され、細胞の増殖に働きかける

IL-8 好中球に働きかけ、感染細胞の貪食を促す、また血管の新生に関与する

IL-9 肥満細胞、ヘルパーT細胞を増殖させ、赤芽球系造血因子としても働く

IL-10 単球に働きかけ、炎症性サイトカインを抑制させる

 

IL-11 癌細胞を攻撃する免疫機能を高める

IL-12 NK細胞に働きかけ、ヘルパーT細胞への分化を促す

IL-15 キラーT細胞を強化し、B細胞の増殖させる

 

ほかにもたくさんのインターロイキンが存在しますが、一部を書き出してみました。

鍼灸のいずれの方法も、身体の外からの刺激です。

この刺激をキッカケに免疫機能が自動的に働くことで、お身体にとっていい状態へと向かわせます。

 

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北見成達

 

鍼の効果、「サイトカイン」のはたらきについて

人体内に「鍼」という異物が侵入する事で、お身体にいくつかの影響が及びます。

簡単にいうと、免疫が働き異物である鍼を除去しようと無意識に反応をします。

そして鍼により発生した傷(目に見えないサイズ)を再生修復させようと働きます。

再生するにも、ある程度 時間を要し、その間 傷ついた細胞や組織が感染しないようにクリーンに保とうとしてくれます。

その時に「サイトカイン」という免疫細胞が働いてくれています。

 

「サイトカイン」→免疫にかかわる細胞を調整する役割を担っていおり、蛋白質の一種で、免疫、炎症、生体防御に関わります。

 

このサイトカインには、インターフェロン、インターロイキン、リンホカイン、ケモカイン、腫瘍壊死因子などが含まれます。

 

細胞免疫(肥満細胞、マクロファージ、Bリンパ球、Tリンパ球など)から産生され

細胞膜上にある受容体に結合する事で働きます。

鍼が皮膚を通過し目に見えないサイズの傷が発生した時、この傷による炎症(極微細)が発生する。

その傷からの感染を防ごうと、サイトカインなどが衛生的に保とうとする反応を示す。

そして傷を再生させようと・・・に続いていきます。

これらは創傷治癒過程の一部(初期)である炎症相に発生しています。

 

つづく

鍼の効果、「免疫」に対する影響

これまでお灸による効果について書いてきました。

今日は「鍼」による免疫への影響について触れてみます。

 

鍼という異物が、皮膚表面からチクっという体感とともに身体に入ります。

この時、血液中の異物(侵入物質)に対する補体や、肥満細胞、プロスタグランジンなどが関与します。

インターロイキンによるB細胞、T細胞が分化し、βエンドルフィンが関与し、NK(ナチュラル キラー)細胞の移行が促進される事が分かっています。

 

上記に書いてみました、それぞれの免疫については・・・改めて紹介してみます。

 

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北見成達

 

睡眠不足の季節?

このところ睡眠不足のお悩みをご相談頂く方が多くなってきました。

 

毎年この時期…季節の変わり目に、睡眠不足や眠りはするんだけど、眠りが浅い…寝て起きてもぼんやりする…

だるい…など。

いわゆる、自律神経の乱れが原因の事を訴える方が増えています。

 

春眠暁を覚えず…という言葉がありますが、それの秋冬バージョンと考えられます。

冬から春へ…、夏から秋へ…、季節の変わり目は気温や気圧といった目には見えない変調が発生しています。

そして、自然界にいる私たち人間も、その影響を受けている存在です。

寒さや暑さは、防寒や避暑など対処する方は多いと思います。

しかし春や秋は、過ごしやすいのですが…気候の変動が起こりやすく…気圧や気温という目には見えない変動があり、人体へ何らかの影響を及ぼしやすいタイミングと言えます。

鍼灸は身体の外からの物理刺激という手段です。

自律神経が乱され、人体本来の働きが停滞気味のコンディションに対して、身体の外からいわゆる喝を入れるイメージです。

鍼による、ズ〜ンという体感、チクっという体感

お灸による、暖かく気持ちいい、ちょっとヒリっという体感

いずれも、ぼんやりしたお身体が本来の働きに目覚めるための体外からの手段です。

自律神経が乱され、睡眠不足や眠りの質が低下しがちなこの時期、鍼灸施術をお勧め申し上げます。

 

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秋バテ?・・・には鍼灸を

今日、秋バテという言葉を知りました。

普段からお身体を預けて下さっている方から、施術中の会話にありました。

このところ、肩こりや腰痛があるものの、身体が一日中 だるい との事。

そこで初めてうかがい知る言葉「秋バテ」でした。

勉強になります・・・

 

夏の間に暑さで汗をかき、寝苦しく睡眠不足になり・・・秋の陽気が感じられ涼しくなってきた季節の変わり目におきる体調不良のこと。

確かに春もそうでしたが、朝晩の寒暖の差が激しい時期には、気圧、気温の環境因子の変動により身体が揺さぶられ影響を受けます。

いわゆる自律神経の不調(失調)となりやすい。

 

以前にもブログに記載しましたが、自律神経の調整には鍼灸は適応です。

個人情報になる施術内容はここでは触れませんが、自律神経反射を得られる鍼灸施術を行い・・・楽になった(本人談)という事でよかったです。

 

 

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