前回の投稿では、健康の3大要素・・・「食事」「睡眠」「運動」について触れました。
ここで健康の3大要素に対して鍼灸治療が役に立てる事。
食事に対して
内臓が正しく働くためにしんきゅうが役立つことが可能です。
例えば、冷えが原因でお腹の調子が悪い時、単純に温める事が大切ですが…ストレスなどにより胃酸の分泌が過多、または過少となる場合、内臓を支配している自律神経が乱れる事になります。
胃が正しく働くために自律神経を調整する必要があります。
鍼灸の場合、この自律神経の調整を得意とします。
具体的には、お腹や背中、腰など内臓のすぐ表面にある筋肉が凝りとして内臓の不調を表すことがあります。
このサインとして現れているコリを鍼やお灸でほぐすことにより、不調を訴えていた内臓の機能を恒常化することが可能となります。
睡眠に対して
肉体疲労、精神的疲労などが身体へ影響を及ぼし不調や免疫がうまく働かないなど諸症状へ繋がってしまいます。
疲労を回復するために睡眠をとるのですが、疲れすぎていると睡眠の質の低下しがちとなります。
この睡眠についても自律神経というのが関与します。
そもそも自律神経と言うのには2種類あって、交感神経と副交感神経。
交感神経は活動的、興奮時、緊張時などに活発に働いているといえます。
副交感神経は、睡眠時、リラックス時、消化活動をしている時などに働いていると言われています。
自律神経が何らかの原因により、本来の働きをできなくなった時に、質の良い睡眠が妨げられると考えられています。
鍼灸では、身体の外から物理療法(適宜な刺激)を加える事で、自律神経のバランスが整い質のよい睡眠の一助となりやすいです。
運動に対して
運動を行うのは筋肉、しかしコロナ禍となって早2年近く、外出自粛や在宅勤務など長時間同じ姿勢をとり筋肉が動かされず、運動不足となり筋力低下となる場合が多くなりました。
筋肉の中には血管や神経が通い、運動をすることで筋ポンプが発生し血液の循環を助けるのですが、運動不足ではこの金ポンプも発生しづらく、そもそも筋量が減り循環の機能が低下することになっています。
ここでもしつこいぐらいですが、動脈、静脈、リンパ管など循環に関与する神経は、自律神経です。
運動による疲労、運動による筋力低下、いずれにも対応可能です。
鍼灸の場合は、肉体疲労に対して、内臓の不調等のサインとして現れているコリに対して、冷えなどによる血行不良やコリに対して施術を行うことで、お体が本来あるべき状態に戻すことが可能です。
つまり自律神経を調整する事が可能です。
ここまで書いておきながら、鍼灸治療のみがお役に立てる全てだとは思っておりません。
ご自宅でできるセルフケアを合わせて行っていただくことで、鍼灸治療の効果がさらに助長される、または維持しやすくなるといえます。
お身体の健康を本来あるべき状態に戻すきっかけの1つとして、鍼灸治療がいかがでしょうか。
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北見成達