お茶の水授業14回目

2022年7月12日(火)
先週に引き続き「全身治療」

当サロンのメニューでいう、トータル美容鍼灸コースの流れ

  1. 問診とカウンセリング
  2. 施術前(before)の評価、お顔、お身体
  3. 全身治療(東洋医学的、現代医学的)うつ伏せ、仰向け
  4. お顔の鍼
  5. フェイシャル
  6. 施術後(after)の評価、お顔、お身体

という大まかな流れですが、3番目に相当する「全身治療」
結構、お顔のご要望に関連する事として、首肩こり、腰痛、お腹の調子(便秘、下痢)、冷え、むくみ、生理痛など。
これらの体幹部で発生している症状に対応する必要があります。

先週に引き続き、脈診や舌診を行い、手足にある要穴、胸腹部の募穴、背腰部の兪穴へ刺鍼して全身治療について学びました。

奇経八脈の八宗穴治療
難経六十九難本治法

などを学びました。
結構、首肩こりや腰痛などでは効果のほども早く、体感しやすかったです。

来週もペアを交代して学んでいきます。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

お茶の水授業13回目

2022年7月5日(火)13回目の美容鍼灸の授業

先週から始まったテーマ「全身治療」

全身治療って?美容鍼灸って顔に鍼をするのでは??

【結論】

体幹部や内臓腑を良い状態へ導くと、お顔の効果はより良くなる。

首肩こり、腰痛、冷え、むくみ、生理痛、便秘や下痢など
これらの体幹部や内臓で起こりえる症状が原因で、顔色が良くないという状態が現れやすくなります。

顔色とはサインで、どこかが出している事象。

ほとんどの場合、顔そのものではなく、離れた部位です。
そして殆どが体幹部や内臓から発せられる事が多く見られます。

生理学的には内臓体性反射といいますが、お腹の調子が悪く顔色がよくない、、、

そんな状態です。

では、美容鍼灸施術的にはどうすればよいか。

お顔のために、体幹部、内臓腑のバランスが整う施術が必須です。

※顔だけに鍼をする美容鍼灸は効果が長持ちしにくい

表情筋は皮筋という柔らかい造り、言い換えると直ぐに効果がでる部位=すぐに効果が消失しやすい部位。

ほうれい線やたるみ、しわ、しみ、ニキビ、吹き出物、くま、くすみ等のご要望が多いのですが、お顔そのものが悪い事は少なく、何らかが原因です。

全身の疲労やストレス
首肩こり、腰痛、冷え、むくみ、生理痛、便秘や下痢など
これらを診てお顔のご要望と同時に施術していきます。

手段は、奇経八脈の八宗穴、難経六十九難本治法などで対応するべく学びました。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

授業 美容鍼灸「深いシワ」

7月6日(火)第13回目

「深いシワ」に対する鍼。

おでこの横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻のシワ(通称カラスの足跡)、ほうれい線(マリオネットライン)、アゴ下のシワ

無表情でもくっきり目立つシワ・・・これは皮膚に折り目がついている状態で、深いシワとして捉えます。

※因みに、ほうれい線をシワと扱う考え方がありますが・・・

実際、解剖学では鼻翼(小鼻)と口角(唇の横端)を結ぶ線(溝)を「鼻唇溝(びしんこう)」と言い、誰にでも存在します。

この鼻唇溝の延長で口角の縦断する縦の線をほうれい線と言います。

英語ではマリオネットラインといいます。

 

この原因は、さまざまで・・・例えば、「ほうれい線」

噛み締め、首肩こり、顎関節症、無表情などが原因という事も多くあります。

シワの下には必ず表情筋があります。

この表情筋の緊張(コリ、こわばり)が原因で、頬をリフトできずシワが寄ります。

ほうれい線に抵抗する働きの表情筋には、口角を挙げスマイルをつくる「上唇挙筋」「口角挙筋」「小頬骨筋」「大頬骨筋」などがあります。

これらの相反抑制に働く筋肉「口角下制筋」「下唇下制筋」などにも鍼灸を行うとより効果的です。

そして、シワそのものにも鍼を潜らせるように刺入(しにゅう)します。

※シワの下の皮膚に対して、鍼で目に見えないサイズの傷がつけ再生を促します。

 

その他、頭皮のエリアや首肩こりなどにも鍼灸を行います。

関連する内容また別の機会にご紹介。

 

【結論】

引き上げたい部位だけに鍼をしても、効果は一時的。

関連する部位、全身にも鍼灸をする事が重要。

 

全身治療を含め効果が持続的な美容鍼灸を行える鍼灸師を育成しております。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達