お茶の水授業13回目

2022年7月5日(火)13回目の美容鍼灸の授業

先週から始まったテーマ「全身治療」

全身治療って?美容鍼灸って顔に鍼をするのでは??

【結論】

体幹部や内臓腑を良い状態へ導くと、お顔の効果はより良くなる。

首肩こり、腰痛、冷え、むくみ、生理痛、便秘や下痢など
これらの体幹部や内臓で起こりえる症状が原因で、顔色が良くないという状態が現れやすくなります。

顔色とはサインで、どこかが出している事象。

ほとんどの場合、顔そのものではなく、離れた部位です。
そして殆どが体幹部や内臓から発せられる事が多く見られます。

生理学的には内臓体性反射といいますが、お腹の調子が悪く顔色がよくない、、、

そんな状態です。

では、美容鍼灸施術的にはどうすればよいか。

お顔のために、体幹部、内臓腑のバランスが整う施術が必須です。

※顔だけに鍼をする美容鍼灸は効果が長持ちしにくい

表情筋は皮筋という柔らかい造り、言い換えると直ぐに効果がでる部位=すぐに効果が消失しやすい部位。

ほうれい線やたるみ、しわ、しみ、ニキビ、吹き出物、くま、くすみ等のご要望が多いのですが、お顔そのものが悪い事は少なく、何らかが原因です。

全身の疲労やストレス
首肩こり、腰痛、冷え、むくみ、生理痛、便秘や下痢など
これらを診てお顔のご要望と同時に施術していきます。

手段は、奇経八脈の八宗穴、難経六十九難本治法などで対応するべく学びました。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

授業 美容鍼灸「全身治療」

6月29日(火) 第12回目の授業 @お茶の水はりきゅう専門学校

2年生の授業で「美容鍼灸」について担当しております。

 

普段の施術でも、鍼やお灸を行うと発生する現象・・・「反射」

よく足ツボや手の平を押して、関連する内臓に効く・・・などツボ押しを聞いた事があると思います。

鍼やお灸でも発生します。

いくつか分類をして紹介してみます。

 

例:肩こりに鍼をする

肩のコリ(筋肉)に対して、ズーンと響き(鈍痛)を感じる鍼をする。

結果→コリが和らぎ楽になる。

 

「体性ー体性反射」が発現したと考えられます。

筋肉の中に存在する、ポリモーダル受容器(神経のセンサー)が鍼刺激を感知し閾値を越える(ズーンと響いた)事で、凝っていた筋肉が本来の柔軟性に戻る、という反射が発生します。

簡単に言うと、コリで痛い部位に鍼をする。

響きを感じる程度の鍼をする事で発現しやすくなります。

鍼を受ける部位によって、そして疲労度合いによっては、響きへの耐性や感受性が異なります。

無理のない程度の鍼刺激を行うことが大切です。

 

授業でも狙ってコリをほぐせる鍼灸を学んでいます。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達