2023年5月9日(火) 第5回目の美容鍼灸授業
「乾燥肌、浅いシワ、ちりめんジワ」への対策
質疑応答について
Q.散鍼、接触鍼はどのぐらいのタイミング(スパン)で行えば良いですか?
毎日おこなっても大丈夫でしょうか?
A.1、2週間ほど間隔を空けた方が無難と言えます。
鍼によるマイクロトラウマで皮膚細胞に傷をつけ、創傷治癒過程を意図的に行うことになります。
皮膚の新陳代謝を促進させる事になるので、あまりに短期間に行わない方が無難と言えます。
仮に毎日おこなったとしても、経験則上で言うと問題ありませんでした。
これは鍼灸の鍼(毫鍼=ごうしん)で毎日、全く同じ箇所を傷つけるという事が考えづらいため。※授業や当治療院で使用しているお顔への鍼は、鍼の太さが直径0.12㎜(02番鍼)や0.14㎜(01番鍼)という極細の物。
Q.いつどのタイミング(体調や肌質)でも行って大丈夫ですか?
A.施術を受けられる方が痛みや不快さを感じない事が大切です。
ホルモンバランスやそのタイミングにより敏感肌、または過敏肌という状態の場合には、チクチク痛い、不快に感じる事があります。
刺手の鍼を保持している指以外の手指、押手などで皮膚をなるべく張って不快感を軽減して差し上げるのも大切な事です。
Q.右利きで鍼を持って散鍼を行う場合、相手が仰向けの状態でその左側のお顔に施術する場合、お顔を覆う(跨ぐ)ような手の使い方でも問題ありませんか?
A.結論的には問題ありませんと言えますが・・・
自分の座っている位置を移動して、相手のお顔の真上を手や腕が覆いかぶらないように工夫をすると更に良いと言えます。
また自身が移動できない場合、被験者にお声がけして左側のお顔に散鍼をしやすいよに頚を右に回旋するようにするのも良いと言えます。
いずれも相手への配慮あるホスピタリティが大切です。
Q.散鍼をおこなった後に化粧水と塗布する事は大丈夫でしょうか?
A.はい大丈夫です。
塗布してみて沁みる場合は、散鍼直後ではなくお肌が落ち着いてから塗布した方が無難と言えます。
Q.散鍼を行う前にメイクは落とさなくても大丈夫でしょうか?
A.刺鍼部位は消毒をしますが、メイクによっては落ちにくい事もあります。
理想的なのはクレンジングを行い、素肌の状態に散鍼をおこなうと良いでしょう。
昼間部、夜間部の授業にて上記の質問がありましたので共有するべくアップしました。
来週も同じテーマの「乾燥肌、小じわ、ちりめんジワ」に対する刺鍼を行います。
必要であればこの内容を転送して差し上げて下さい。
定休日は美容鍼灸教師
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達