授業 「メンズ美容鍼灸」③

7月27日(火)

男性の美容に対するお悩みの中にも、毛穴の黒ずみ、黒ニキビがあります。

【結論】:スキンケアが大切。

ではどのように・・・クレンジング。

今日はその対応について学びました。

女性は慣れていらっしゃる方が多いと思いますが、男性の場合・・・ある程度の年齢層から上はスキンケアに慣れていない世代。

洗顔じゃないの?
はい、そうなんですが・・・
いつもの洗顔に一手間、二手間を加えてあげるだけでより美肌に(なりやすくなります)。

当サロンでも行っております、ビュレットシャンプー(美容室イマージュ)を使用し極細のブラシで泡立て、その両方のチカラで毛穴に詰まった黒ずみを落とします。

細かな泡で毛穴に詰まった皮脂や汚れを掻き出します。
洗浄力の弱いシャンプー剤を使用してましたので、極細筆のチカラを借ります。
根気よく、軽い力加減で毛穴汚れを掻き出します。

拭き取りを行い、その後できれば散鍼も行えれば完璧。

 

 

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

授業 美容鍼灸「メンズ美容鍼灸②」

7月27日(火)第16回目の授業

先週に引き続きテーマは「メンズ美容鍼灸」

前回書きそびれましたが、ご要望の一つとして・・・「頭髪の薄毛」をご相談されます。

毛髪は頭皮地肌の中にある毛根(毛母細胞)が分裂、増殖する事で成長(伸び)ます。

地肌から外に出た(伸びた)部分を毛幹といいますが、ここは成長が止まっている状態で、毛根から成長してくる毛に押し出されるように伸びているだけです。

つまり重要なのは毛根(毛母細胞)が活性し、分裂と増殖ができるようする事。

産毛状態になった毛髪の増殖や分裂(成長)のために必要なのは栄養、毛根への栄養とは・・・血液です。

地肌に存在する血管が毛根を滋養します。

では鍼灸でそんな事が可能なのか・・・可能です(微細ながら)

 

鍼灸をする事で、皮膚の中の血流に変化が生じることはこれまでにも分かっている事です。

薄毛となった頭皮に鍼を行う、その部位に向かう太め血管が存在する後頭部、側頭部にも血流が良くなるように鍼をします。

後頭部には後頭動脈、側頭部には浅側頭動脈、それらが枝だとすると幹になるのが総頚動脈。

つまり首肩コリも和らげる事で、筋肉の中を通う血流が良くなり、引いては頭皮への栄養血が行き届きやすいように仕向けます。

※いきなり毛髪が太く黒々と変化することはありません。

少しずつ、毛根に栄養血が行き届き、毛髪の滋養を促すよう期待します。

 

もちろん、普段の食事から血液は作られるので、バランス良い食事。

そして睡眠など普段の生活リズムを整える事もとても重要です。

 

鍼灸だけが全てではありませんが、一助としてのお役に立てる内容はあります。

 

私見ですが、セルフケアで育毛剤や養毛剤(理想は医療機関で処方されている物)を頭皮に塗ることと合わせて鍼灸を行えると、より効果的かと思います。

 

昨日の1回の授業では眼に見えた変化は当然確認できませんが、長期間も見据えて施術を学びました。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

授業「メンズ美容鍼灸①」のつづき

【結論】:お腹(内臓腑)にも一緒に施術するとより効果的。

お顔だけに鍼をする事が美容鍼灸なのか・・・
ちょっとおしい。

簡単にいうと、顔にある口=内臓の入り口。

お腹の調子を整えると、顔色へ影響しやすい。

もちろん、お顔そのもの(局所)に鍼やお灸という物理刺激がおよび効果は発現するのですが・・・

効果の持続が大切。
※①のつづきですと、テーマは「汗をかく(緊張性)」でした。

この緊張という状況・・・顔色へ反映しやすいんです。

緊張状態の時、医学的には体内では→自律神経の交感神経(興奮系)が高ぶった状態となります。

通常、緊張が自然とほぐれたり、緊張するシーンから解放されたら・・・副交感神経優位(リラックスモード)という状態になるべきなのですが。

スイッチが切り替わらず、交感神経がずっと高ぶった状態が続いてしまう。

身体も疲弊し消耗します。

さて、交感神経と副交感神経ですが、両方を合わせて「自律神経」と呼びます。

その自律神経は内臓も支配しています。

 

お腹が冷えたり、精神的ストレスという緊張でお腹の調子が良くない、そんな時のお顔色・・・良くないですよね。

それほど、顔という部位と内臓は関連が深いのです。(難しい事はまた違う機会に)

お腹の調子を整え、顔色へ反映される施術を行うとより効果的、そして持続的な美容鍼灸となりやすいです。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

授業「メンズ美容鍼灸」

7月20日(火)今日は新しいテーマ「美容鍼灸」

当サロンでも人気(ジワジワ上昇中)なメニュー

普通の美容鍼灸と何が違う・・・?

 

基本的なコンセプトは健康美容なので同じ。

男性ならではのお悩みに対して施術をしています。

これまでに受けて頂いたメンズ美容鍼灸のご要望としては・・・

  • 汗をかきやすい
  • 肌荒れ、ニキビ痕
  • 肌質改善(かさつき、乾燥肌)
  • シワ(小じわ)ほうれい線
  • 毛穴の黒ずみ
  • 顔色、くすみ

審美的には上記の内容を多く伺いました。

この中でも、汗をかきやすいなどは局所的な鍼やお灸では効果が出にくく、体幹部への施術が肝要に思えます。

皆さまの声を伺ってみますと・・・夏の暑さでかく汗というより、緊張してかく汗の事のようです。

緊張する時にかく汗も汗腺という毛穴の深いところにある分泌腺から出されます。

これをコントロールしているのは交感神経という自律神経の一種です。

以前の投稿にも、自律神経(交感神経と副交感神経)については度々書いていますが・・・ここでも重要です。

  • 交感神経→興奮、緊張状態のときに優位になっている(働いている、高ぶっている)神経
  • 副交感神経→リラックス状態、消化管活動、眠いなどのときに優位になっている神経

誰しも緊張はするものですが、その緊張状態が持続してしまい、リラックスモードに切り替わらない事が問題です。

鍼灸では、チクっ、ズシーン、熱っ、などの少々の刺激を身体の外から与えます。

この感覚をキッカケに、お身体が本来のリズムや体調に戻ろうとするのを促しています。

結果的に副交感神経優位(リラックス状態)または、交感神経過緊張(優位)だった状態を落ち着かせる事で、過度な緊張から解放します。

緊張状態が持続してしまうという体質的になっている方もいらっしゃるので、複数回の鍼灸施術は必要となる事が多いです。

 

しかし体質改善や体質変化を目的とする事は鍼灸施術では可能です。

※ご自宅でのセルフケアなども行って頂くとより効果的で、施術時にご説明もしております。

 

人体を総合的に診ていく美容鍼灸ならではの内容です。

他のご要望にも応えられる施術を授業でも行います。

つづく

 

気になる方は一度お試しになってみてはいかがでしょう?

メンズ美容鍼灸・・・流行ってます(これからもっと)

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

授業 美容鍼灸「深いシワ②」

7月13日(火) 第14回目の授業

先週に引き続き「深いシワ」に関して。

  • シワの下に潜らせる鍼
  • シワの原因になっている表情筋へ鍼
  • 相反抑制している表情筋に鍼

ここまでは簡単ですが、関連する部位への鍼も大切(これを見抜くのがやや難しい)

例えば、「ほうれい線」

噛み締めによる咬筋、側頭筋、外側翼突筋、前頭筋、後頭筋などの緊張

そして首肩こりとなっている可能性が高く・・・僧帽筋、頭板状筋、頚板状筋、肩甲挙筋、斜角筋群、棘上筋、棘下筋、広頚筋・・・などなど細かく列挙すると更にあります。

離れた部位では、腕→上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋、腕橈骨筋、総指伸筋、長短橈側手根伸筋・・・などなど。

東洋医学でいうツボ=経穴

経穴を結ぶ線→経絡

経絡の下に存在する筋肉→経筋

現代医学での参考としてはアナトミートレイン

お顔への影響は腕や首肩、腰、臀部、下肢(ふとももから下の足のこと)と関連します。

 

【結論】

全身治療を行える鍼灸だと、ほうれい線への美容鍼灸も効果が持続的となる。

 

全身治療を医学的根拠で診られる鍼灸師のための授業を行っています。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

手すりの存在

そういえば・・・

イマージュは美容室部門と鍼灸治療院部門が存在しますが、店舗内には階段があります。

この段差は、美容室で出た毛髪を治療院スペースに移動しないようにしている工夫の一つ。

簡単にいうと美容室スペースからお手洗い、治療院スペースからお手洗いへの導線上に階段。

そこに手擦りを設置しました(だいぶ前に)

いつだったかは忘れました。苦笑

 

普段のご利用者の方の歩行を見ていると、結構お役に立っているようです。

特に治療院をご利用の方は、膝や腰に痛みを抱えて来院される方もいらっしゃいます。

美容室、鍼灸治療院、いずれもご利用される皆さまが過ごしやすいように心がけております。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

授業 美容鍼灸「深いシワ」

7月6日(火)第13回目

「深いシワ」に対する鍼。

おでこの横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻のシワ(通称カラスの足跡)、ほうれい線(マリオネットライン)、アゴ下のシワ

無表情でもくっきり目立つシワ・・・これは皮膚に折り目がついている状態で、深いシワとして捉えます。

※因みに、ほうれい線をシワと扱う考え方がありますが・・・

実際、解剖学では鼻翼(小鼻)と口角(唇の横端)を結ぶ線(溝)を「鼻唇溝(びしんこう)」と言い、誰にでも存在します。

この鼻唇溝の延長で口角の縦断する縦の線をほうれい線と言います。

英語ではマリオネットラインといいます。

 

この原因は、さまざまで・・・例えば、「ほうれい線」

噛み締め、首肩こり、顎関節症、無表情などが原因という事も多くあります。

シワの下には必ず表情筋があります。

この表情筋の緊張(コリ、こわばり)が原因で、頬をリフトできずシワが寄ります。

ほうれい線に抵抗する働きの表情筋には、口角を挙げスマイルをつくる「上唇挙筋」「口角挙筋」「小頬骨筋」「大頬骨筋」などがあります。

これらの相反抑制に働く筋肉「口角下制筋」「下唇下制筋」などにも鍼灸を行うとより効果的です。

そして、シワそのものにも鍼を潜らせるように刺入(しにゅう)します。

※シワの下の皮膚に対して、鍼で目に見えないサイズの傷がつけ再生を促します。

 

その他、頭皮のエリアや首肩こりなどにも鍼灸を行います。

関連する内容また別の機会にご紹介。

 

【結論】

引き上げたい部位だけに鍼をしても、効果は一時的。

関連する部位、全身にも鍼灸をする事が重要。

 

全身治療を含め効果が持続的な美容鍼灸を行える鍼灸師を育成しております。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

 

湿気と湿邪とは

梅雨の時期が続いています。

最近では湿気で体調不良を訴え、施術希望の方も増えております。
今年はおおよそ4月の終わりぐらいから、そういうご希望を多く伺うようになりました。

こういう季節柄の影響を受け体調不良となることを・・・気象病と呼ぶようです。

 

さて湿気・・・

冬の乾燥した時期には欲しく、梅雨は多過ぎて困る。

適度が大切。

度が過ぎ、お身体にとって不要なほどの場合→東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。

では、梅雨の時期の大気(室内も)に湿気が多くなり過ぎると、湿邪はお身体にはどう影響するか・・・

  • むくみやすくなります。
  • 体温調節がしづらくなります。
  • だるくなり、気分が停滞します。
  • 手足が冷えやすくなります。
  • こむら返りなど筋肉がつりやすくなります。
  • 便秘や下痢などお通じに影響が出る可能性も
  • 頭痛、ひどい場合めまいや耳鳴りなど影響がでやすくなります。

鍼灸施術では身体のコリ(緊張)をほぐし血液やリンパ液の循環が本来の状態に戻ることで、むくみ=湿邪に対応します。

梅雨の時期の体調不良、疲れている方、または疲れが蓄積してきた時に体調不良として実感する事が多いです。

スッキリした身体、循環しやすい身体、となるような内容の鍼灸施術がお役に立てます。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

 

耳つぼセルフケア⑪ 肝

【肝】(かん)

飲みすぎ、消化分解酵素の分泌を助けると言われています。

前回に続き、お酒による酔いに対しての耳つぼ。

 

耳つぼの位置では、おおよそ肝臓の位置をあらわし、自律神経反射を促し結果的には肝臓が効率的に働くようになると考えられています。

 

蒸し暑い時期となり、夏(初夏?)バテでの食欲不振に・・・

発砲する飲み物やお酒を食前に少しだけ摂取するのも胃壁が刺激され食欲増進に効果的。

 

お酒を飲む前に、耳つぼを刺激してあげるのも良いかもしれません。

 

大森山王にある美容室と鍼灸治療院のコラボサロン

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

info@salon-image-acu.com

0337712460(店舗)

08048159194(直通)

北見成達

授業 美容鍼灸「全身治療」

6月29日(火) 第12回目の授業 @お茶の水はりきゅう専門学校

2年生の授業で「美容鍼灸」について担当しております。

 

普段の施術でも、鍼やお灸を行うと発生する現象・・・「反射」

よく足ツボや手の平を押して、関連する内臓に効く・・・などツボ押しを聞いた事があると思います。

鍼やお灸でも発生します。

いくつか分類をして紹介してみます。

 

例:肩こりに鍼をする

肩のコリ(筋肉)に対して、ズーンと響き(鈍痛)を感じる鍼をする。

結果→コリが和らぎ楽になる。

 

「体性ー体性反射」が発現したと考えられます。

筋肉の中に存在する、ポリモーダル受容器(神経のセンサー)が鍼刺激を感知し閾値を越える(ズーンと響いた)事で、凝っていた筋肉が本来の柔軟性に戻る、という反射が発生します。

簡単に言うと、コリで痛い部位に鍼をする。

響きを感じる程度の鍼をする事で発現しやすくなります。

鍼を受ける部位によって、そして疲労度合いによっては、響きへの耐性や感受性が異なります。

無理のない程度の鍼刺激を行うことが大切です。

 

授業でも狙ってコリをほぐせる鍼灸を学んでいます。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達