7月6日(火)第13回目
「深いシワ」に対する鍼。
おでこの横ジワ、眉間の縦ジワ、目尻のシワ(通称カラスの足跡)、ほうれい線(マリオネットライン)、アゴ下のシワ
無表情でもくっきり目立つシワ・・・これは皮膚に折り目がついている状態で、深いシワとして捉えます。
※因みに、ほうれい線をシワと扱う考え方がありますが・・・
実際、解剖学では鼻翼(小鼻)と口角(唇の横端)を結ぶ線(溝)を「鼻唇溝(びしんこう)」と言い、誰にでも存在します。
この鼻唇溝の延長で口角の縦断する縦の線をほうれい線と言います。
英語ではマリオネットラインといいます。
この原因は、さまざまで・・・例えば、「ほうれい線」
噛み締め、首肩こり、顎関節症、無表情などが原因という事も多くあります。
シワの下には必ず表情筋があります。
この表情筋の緊張(コリ、こわばり)が原因で、頬をリフトできずシワが寄ります。
ほうれい線に抵抗する働きの表情筋には、口角を挙げスマイルをつくる「上唇挙筋」「口角挙筋」「小頬骨筋」「大頬骨筋」などがあります。
これらの相反抑制に働く筋肉「口角下制筋」「下唇下制筋」などにも鍼灸を行うとより効果的です。
そして、シワそのものにも鍼を潜らせるように刺入(しにゅう)します。
※シワの下の皮膚に対して、鍼で目に見えないサイズの傷がつけ再生を促します。
その他、頭皮のエリアや首肩こりなどにも鍼灸を行います。
関連する内容また別の機会にご紹介。
【結論】
引き上げたい部位だけに鍼をしても、効果は一時的。
関連する部位、全身にも鍼灸をする事が重要。
全身治療を含め効果が持続的な美容鍼灸を行える鍼灸師を育成しております。
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達