ssjs美容鍼灸授業第7回目

2025年2月4日(火)だ7回目

総復習
先週で期末試験もおわり、全員合格という評価がつきました。
残り2回の授業としてはこれまでの総復習。

リクエストがあれば、卒後を踏まえて総合的な健康美容の鍼についておこないます。

 

お茶はり授業「美容鍼と本治法」

2024年7月2日(火)第13回目の授業
先週から美容鍼灸施術における本治法について学んでいます。

資料にある難経六十九難本治法については、別授業でも行うことが多いので、奇経八脈の八宗穴治療を優先的に実践。

脈診、腹診、舌診などを各ペアで実践しました。

美容鍼灸の場合、主訴(お悩み)はほぼ全て審美的な内容です。
例:たるみリフトアップ
たるみもお顔の全面が原因の場合、側頭部や側頚部の場合、後頭部や後頚部というように身体の後面に原因がある場合で異なります。
お顔は首を伝い身体とつながる一部です。

その身体(お顔以外)に不調がある場合、必ず顔色やたるみなど審美的なお悩みに現れます。

つまりお顔の美容鍼も大切ですが、効果を持続的とするためには身体の治療も併せて行うことが重要です。

4月から始まった授業ではありますが、少しずつ難易度があがり、よりハイクオリティな内容を学んでいます。

来週も同じ内容の予定です。
授業コマ数を複数回かけても行うべき内容です。

みなさん上達がみて取れます。
引き続きやっていきましょう。

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

 

お茶はり授業4回目「フェイシャル」

2024年4月30日(火)
GWの飛石の平日、美容鍼灸授業の4回目、先週に引き続き「フェイシャル」について

ペアで実技、90分の授業時間をなるべく多く実技実践に充てます。
フェイシャルの動作は慣れるまで難しいですが、まずは被験者のお顔に触れる方、そして鍼をするために表情筋を触り分ける訓練も兼ねています。

短期間にフェイシャルをマスター出来なくても徐々に上達します。
必ず慣れますから慌てなくても大丈夫です。
いつものように相手を思いやって、丁寧に接してください。

何人か学生の方や、他院の鍼灸師の先生方からもブログ見てますよ、との声もあります。

なるべく情報共有できるように、質問なども別トピックに書いていきます。

GW中の授業でしたが、お疲れ様でした。

美容鍼灸教師
北見成達

お茶はり授業3回目「フェイシャル」

2024年4月23日(火) 3回目授業

前回から「フェイシャル」を習いはじめ、今週と来週は各ペアで実技実践という内容

おおよそ一人あたり6〜70分を実技にて実践。
まだ触り慣れていないお顔や頭部、頚部への施術。
表情筋を触り分ける訓練も兼ねています。

デモを見て、いざ実践してみて生まれる疑問
力加減や身体の触れ方、そして意外にもお顔の施術やその効果のために重要な事…
タオルワーク(被験者の方が過ごしやすいように寝かせる)についても学びました。

その中で受けた質問など、今年も載せてみたいと思います。

・フェイシャルでお顔を触れる力加減の注意点はありますか?

相手が不快に感じない程度の力加減で行います。
リンパを流すパートでは、皮膚をさする程度でもリンパ液は充分に流れていきます。
しかし流れる循環路を意識する事も大切です。

・表情筋のストレッチで注意する事はありますか?

これもまた相手が痛くならないような配慮は必要です。
そして、ストレッチの場合は伸ばしたい筋肉を伸展させた状態からストレッチをかけます。

例えば、首を側屈(横にかしげる)ストレッチしたい場合、術者が他動で側屈をさせていき、側頚部の筋肉のテンションが張りはじめてから、乳様突起の下部にアンカー(固定)の手(手指)を置き、肩を下方(足の方向)へ向けて押し下げる。
その都度の最大伸展位から固定を置き、ストレッチをかけます。

首、肩、表情筋、それぞれに合わせてリンパを流すドレナージュ、ストレッチを行いましょう。

来週も同じ内容でおこないます。

24年度 お茶の水はりきゅう授業1回目

2024.4.2(火)
本日より全20回の予定で、美容鍼灸の授業です。
今年度も、お茶の水はりきゅう専門学校にて登壇の機会をいただき光栄です。

毎回のレポートではありませんが、授業の様子や質疑などもアップしていく予定です。

本年度もよろしくお願い致します。

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ代表
お茶の水はりきゅう専門学校 非常勤講師
北見成達

 

お茶の水授業<Q&A2>

2023.4.18(火) 第3回目の授業時のQ&A2です。

先週のデモに基づき各ペアで「フェイシャル」の実技を実践。

Q.お顔や頭部でのドレナージュとストレッチの違いについて、力加減はどうしていますか?

A.ドレナージュは浮腫(むくみ)を流す目的なのでお肌に対し、さする程度の軽い圧力です。※リンパ管圧は静脈圧よりも低いためです。
ストレッチについても表情器=皮筋(骨から起始し皮膚に停止)という柔らかい筋肉へ押圧する事になるので、痛くない程度にしています。

また、ストレッチも一度だけではなく同じ部位を2度3度と繰り返すうちに、筋肉が柔軟になるので被験者の方の体感に対して無理のない加減で施術します

 

Q.フェイシャルの時に滑剤は使わないのですか?

A.授業時は表情筋の触察のため、滑剤は使用していません。
被験者(モデル役)の方の肌質によっては滑剤を使用します。
※因みに、臨床現場の鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュでの美容鍼灸施術時も、ほとんど滑剤を使用しないで施術しています。
さする程度の弱い圧力でおこなっているため、肌トラブルになる事がほとんどありません。(必要に応じて美容液を滑剤として使用するべく用意はしております)

 

Q.ストレッチのコツはありますか?

A.頚や肩、お顔でもストレッチを行う場合、筋肉を伸張(伸展)させた状態で固定(アンカー)します。
その状態からストレッチをかけます。

 

Q.フェイシャルの手順で最初に頸椎(首骨)から調整するのは何故ですか?

A.美容鍼灸の場合、お顔の主訴(お悩み)を要望される事が多いのですが、頭部や顔面部は頭蓋骨にあり、その中には脳があります。
さらに脳は脊髄となって全身へ枝分かれして神経線維が伸びていきます。
姿勢や咬合(嚙み合わせ)運動によりストレートネックや亀背(猫背)となった場合、脊椎(頸椎、胸椎、腰椎)の生理的彎曲が増強してしまいます。
その結果、脊柱管をかよう脳関髄液の循環が滞り、神経線維の機能が低下または亢進、酷い場合は頭蓋内浮腫となり脳圧亢進の可能性も出てきます。
頚椎のアライメントを整え、脳脊髄液の循環路を確保する目的。
そして、頚椎に付着する各筋肉への負担軽減、頚部を往来する動脈、静脈、リンパ管などの循環路を確保する目的で頚椎の調整からおこなっていきます。
※これだけでもお顔や頭部の浮腫がながれ、いわゆる小顔効果にもなります。

 

などのとても良い質問を受けました。
実技の練習は場数が大切と言われますが、根拠をもって行うと技術習得が早まります。

また来週も続きをおこなっていきましょう。

火曜日は美容鍼灸教師
北見成達

お茶の水授業<Q&A>

4月から全20回の「美容鍼灸の実技授業」が始まりました。
受講した学生さんたちからの質問もあり、このブログにも掲載してみます。

Q:フェイシャルの施術は鍼の前にするのと後にするのはどちらがいいですか?

A:どちらでもOKというのが答えです。
因みに当治療院では、全身治療の鍼→お顔の鍼→フェイシャル、といった順に施術しています。
※施術当日のコンディションにより、フェイシャルを先に行うこともあります。
【理由】
例えば、生理中やPMS(月経前緊張症)などホルモンバランスなどにより敏感肌、またはそれ以上の過敏肌な状態となっている事もあります。
鍼による痛み(切皮痛)も度々という程のコンディションでは苦痛なので、まずフェイシャルによる手技で過敏肌の状態を鎮める目的で鍼よりも先におこなう場合もあります。

私自身がおこなってきた美容鍼灸は、大まかにマニュアル(医学的根拠に基づき)としてありますが、個人個人に合わせたオーダーメイド鍼灸でおこなっています。

同じ方にする美容鍼灸でも、日によって鍼灸の順番や、刺鍼部位が異なります。

より効果が高く、より持続的な美容鍼灸効果を得るためです。
授業では基本から学びますが、応用的なお話、臨床における実際なども展開していきます。

今日はこの辺で。
来週もよろしくお願い致します。

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

お茶の水授業<2回目>

2023年(令和5年)4月11日(火)

美容鍼灸の授業2回目の本日はフェイシャルの実技。

本来の施術は
・全身治療
・お顔の刺鍼
・フェイシャル
という流れですが、授業やセミナーではフェイシャルを先におこなう事にしています。

表情筋を触り分ける訓練を兼ねています。
鍼灸施術で使用する鍼の太さは直径0.14mm(当院では)です。
部位によってもっと細い鍼を使用することもあります。

さて、それだけの細い鍼を皮膚越しに的確に狙った筋肉をうつのは結構難易度の高いこと。
授業では近いうちにお顔に鍼をする内容があります。

フェイシャルを学びつつ表情筋を触り分け、狙ったとおり鍼もできるようにします。

定休日は美容鍼灸教師
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

火曜定休日は授業の日

先週に引き続き、新宿医療専門学校にて美容鍼灸の授業を行ってきました。

2回目は「フェイシャル」

当サロンのトータル美容鍼灸コースでも最後に行われている手技。

むくみを流しいわゆる小顔効果や、首肩などの症状に対してもアプローチします。

それ以外にも鍼を効率的に行えるために、細かな表情筋をパーツごとに触り分ける訓練にもなります。

授業でも一連の流れのほかに、表情筋をパーツごとに触りながら動かして確認してみるということも実践いたしました。

お顔の解剖学、生理学など医学的に基づいた医学的に行うフェイシャルトリートメント。

ビフォー&アフターの確認。

お顔も頭もスッキリです。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達