お茶の水授業 美容鍼灸 第10回目

2023年6月13日(火)
本日のテーマは「深いシワ、肌荒れ」について。
今週と来週の日程で学んでいきます。

さて、皺(しわ)と言っても、大まかに2種類あると言えます。

・無表情の時にも、くっきり見えるシワ(皮膚に折り目が付いているイメージ)

・無表情では見えず、表情を作った時(笑ったり、怒ったり)にできる表情じわと呼ばれるもの

鍼灸は物理療法と言われますが、鍼の方では皮膚を通過し筋肉まで到達させることができます。

この皮膚を通過している時、そして抜鍼(ばっしん)した後にも・・・鍼が通過した箇所は傷がついた事になります。
細胞が傷つくと再生しようと働きます。
その際に皮膚の基礎となるコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質が再構築され皮膚は再生されます。
医学的には創傷治癒過程といい、外科学で証明されています。

シワになっている箇所の皮膚を傷つけてあげる事で、皮膚の新陳代謝や再生を促し、シワが薄くなっていくというのが対応方法です。

更に、今回の内容は「深いシワ」=原因の筋肉の緊張も考えれます。
おでこの横ジワ→前頭筋
眉間のシワ→皺眉筋、眉毛下制筋
ほうれい線→上唇挙筋、口角挙筋、小頬骨筋、大頬骨筋
など
これらの筋肉が過緊張(コリ)の状態になっていたり、対象部位の皮膚の硬化や乾燥などが考えられます(局所の場合)

つまり無表情でも残っている深いシワは、シワだけに鍼をするのではなく周辺の関連する表情筋のコリや首肩コリも和らげる必要があります。

今週と来週の2回で学んでいきます。

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

 

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