お茶の水授業 美容鍼灸 第15・16回目

2023年7月18日(火)第15回目、第16回目
この日のテーマは「メンズ美容鍼灸」

まだまだ女性が受けられる事が圧倒的に多い状況ですが、近年 徐々に男性からのご要望も増加傾向にあります。

女性の場合、たるみリフトアップ、ほうれい線、くま、シワなどの順に、審美的な内容をご要望されます。

それに対して男性の主訴は・・・
・汗をかきやすい
・ニキビ、ニキビ痕
・頭髪の薄毛
・顔のシワ、しみ、ほくろ
・毛穴の黒ずみ
・肌荒れ、かさつき

その他にも審美的なお悩みは幾つもあるようです。
上記に列挙したのは鍼灸で対応できる内容です。

●鍼灸で汗をかく事をコントロールできるのか・・・
暑い時期に汗をかくのは通常の事ですが、このお悩みの場合は緊張性の発汗をさすようです。
結論から申すと、自律神経を整える。
汗腺を支配しているのは交感神経(自律神経の一種)
例えば、肩こりや腰痛に対する普段の鍼灸施術も自律神経に働きかける内容を含んでいます。

病院などで多汗症などと診断された場合の症状は、程度にもよりますが医療機関での外科的オペなどの手段もあります。

※全てが鍼灸で対応しきれるという訳ではありません。

●ニキビやニキビ痕、顔のシワ、しみ、肌荒れ等はこれまでの美容鍼灸施術でも対応可能です。

●因みに「ほくろ」は鍼では対応不可能です。
お灸の場合・・・焼灼灸という方法で対応も可能ですが・・・
リスクが高いと言えます。

簡単に言うと、お灸でほくろを焼き焦がし、痂疲(かひ=かさぶた)を形成させ、皮膚の新陳代謝とともに剥離させるという方法。

私個人としては、腕や背中などのほくろに施術した事はあります。
実際にキレイに除去できる場合と、うっすらほくろ残るという感じでした。

火傷をさせる事になりますので、リスクが伴います。

ここで結論!
レーザー照射などを行える医療機関に相談を勧める事も大切です。

●毛穴の黒ずみに対してはクレンジングが第一選択です。
まず毛穴の黒ずみの正体は、角栓と呼ばれ皮脂が時間の経過とともに固くなり、埃やケラチン(角質)などと一緒に混ざり硬化したもの。
クレンジング剤で細かい泡を立て、強くはこすらず泡で汚れを落とすようにします。

要注意なのは、オイルクレンジング
オイルは皮脂と親和性が高いので、角栓を軟化させ汚れを浮かせるという方法。
このクレンジング剤自体が汚れとして残らないように、洗い流しや拭き取りをしっかりなさって下さい。

 

というように、いつもの授業とは少々違う感じでしたが、予備知識も含めて学びました。
メンズ美容鍼灸は、8月1日の回も含めて実技実践で学びます。

 

 

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