歯ぎしり、噛み締め、食い縛り…による、歯へのダメージ。
長野県 上伊那歯科医師会の調べによると「破折」…歯が折れたり、割れたりする事が、この10年間で倍になったとの事。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/15967970/
原因は、噛み締め、食い縛りなど。
噛む(食事で物を食べる時も)という動作を行う時には、咀嚼筋(群)と一括りに呼ばれる、噛筋、側頭筋、外側翼突筋、内側翼突筋が働きます。
画像出典元:IPA「教育用画像素材集サイト」より
起きている時も、寝ている時も噛み締めや食い縛りを行うと、咀嚼筋が過緊張という状態になり…歯への負荷がかかり歯冠(奥歯なら上の歯と下の歯が噛み合わさる部分)に亀裂が生じたり、歯根部(歯茎や歯槽骨の中に埋まっている部分)に亀裂が生じ、折れてしまう可能性が高まります。
歯科クリニックで咬合調整やマウスピースを製作して頂いたりする事が大切です。
さて、鍼灸がお役に立てる事としては、筋肉の過緊張(こり)を和らげる事ができます。
因みに、美容鍼灸というメニューの中でもほぼ確実に咀嚼筋に対して鍼を行なっています。
骨格を考えると男性に比べて女性の方が噛み締めによる顎関節症になりやすい造りとなっています。
●結果的に審美ではリフトアップやたるみに対して。
筋肉の過緊張を緩和することで、血流やリンパの流れを良くし、顔色が良くなる、むくみが流れて、いわゆる小顔効果を得られます。
●顎関節の機能的には咀嚼筋(群)の過緊張を緩和し…
・噛み締めによる歯への負荷を軽減する
・噛み締めによる頭痛や眼精疲労の緩和
・開口制限(口を開く時の制限、咀嚼筋の緊張による開きづらさ)を緩和
・噛み締めに関連する、首・肩こりなどへの対応
などが症状に対して鍼が役に立てる内容です。
結論
私見ではありますが、歯の破折の原因である噛み締め、食い縛り。
それらをするための咀嚼筋の過緊張を鍼やお灸で緩和して、歯の破折のリスクを軽減する事が可能です。
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達