鍼の効果、「サイトカイン」のはたらきについて

人体内に「鍼」という異物が侵入する事で、お身体にいくつかの影響が及びます。

簡単にいうと、免疫が働き異物である鍼を除去しようと無意識に反応をします。

そして鍼により発生した傷(目に見えないサイズ)を再生修復させようと働きます。

再生するにも、ある程度 時間を要し、その間 傷ついた細胞や組織が感染しないようにクリーンに保とうとしてくれます。

その時に「サイトカイン」という免疫細胞が働いてくれています。

 

「サイトカイン」→免疫にかかわる細胞を調整する役割を担っていおり、蛋白質の一種で、免疫、炎症、生体防御に関わります。

 

このサイトカインには、インターフェロン、インターロイキン、リンホカイン、ケモカイン、腫瘍壊死因子などが含まれます。

 

細胞免疫(肥満細胞、マクロファージ、Bリンパ球、Tリンパ球など)から産生され

細胞膜上にある受容体に結合する事で働きます。

鍼が皮膚を通過し目に見えないサイズの傷が発生した時、この傷による炎症(極微細)が発生する。

その傷からの感染を防ごうと、サイトカインなどが衛生的に保とうとする反応を示す。

そして傷を再生させようと・・・に続いていきます。

これらは創傷治癒過程の一部(初期)である炎症相に発生しています。

 

つづく

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