お茶はり授業2回目「フェイシャル」

2024年4月16日(火) 授業第2回目

「フェイシャル」について学びました。

普段、美容鍼灸施術の流れでは
全身の治療鍼

お顔の美容鍼

フェイシャル
という順ですが、授業ではフェイシャルについてまず学びます。

表情筋の位置や形状を手で触り分ける訓練を兼ねているので、鍼を学ぶ前にまずは手技からです。

1回目の講義中でも触れましたが、表情筋があるお顔には口や鼻があります。
口や鼻=内臓への入口
内臓腑とお顔は発生学的に由来が同じです。
その内臓腑は自律神経がつかさどっています。

フェイシャルで心地よい体感があると、お顔のみならず自律神経が整いやすくなります。

今週、来週の短期間でマスターは出来なくても反復練習し上達していきます。
コンセプトは全身の「健康美容」
その実現のために有意義な授業として参ります。

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
お茶の水はりきゅう専門学校 非常勤講師
北見成達

お茶の水授業 <Q&A6>リフトアップほか

2023年6月13日(火) 第10回目

先週から「たるみリフトアップ、くすみ、くま」
への実技

授業内での質問を共有します。

Q. 頚部の刺鍼の時、切皮や刺入をする場合に筋肉の筋腹、起始部、停止部どこに行っても効果は同じですか?

A. 結論として効果(筋肉の過緊張を和らげる)は同じですが、起始部や停止部=筋腱移行部への刺鍼は響きやすく、筋緊張を和らげるのに効率的と言えます。
筋腹に刺鍼するにしても、被験者が響き(鍼による鈍痛)を感じれば筋緊張が和らぐ反射を起こします。
筋肉の起始部、停止部、筋腹それぞれの特徴があるので、各部位に合わせて刺鍼するとよいでしょう。

 

Q. 刺入はどこまで(深さ)すれば良いですか?

A. 目的により異なります。
筋肉(内)に到達させたい場合と、筋膜で鍼尖をとどめたい場合。
目的が筋肉の緊張を和らげたい場合、例えば肺野があり気胸のリスクがある部位など状況に応じて刺入深度を変えます。
因みに刺入深度を変えずとも、旋撚術や回旋術などで刺激量を調整する事も可能です。

 

Q. 側頭筋への刺入はどんどん響かせた方が、より効果的ですか?

A. いいえ
刺激過多(ドーゼオーバー)となる事もありますので、被験者の感受性に合わせて行いましょう。
軽くでも響きが得られれば筋肉の緊張が緩和する反射が発生するので、この体感を重要視しましょう。
なお側頭筋はとても響きやすい部位です。
被験者に口頭で確認しつつ刺入してみましょう。
慣れてくると刺入時に鍼体から手に響きの感覚が伝わります。

 

実際に刺入動作を実践してみると難しさが感じられると思います。
反復練習し上達していきましょう。
実技に関してはコツ掴みです。
漫然とおこなわず、相手の感受性に合せたり、前回と今回などを比較しながら実践してみるとも良いでしょう。

 

※授業中にもお話しましたが・・・
みなさんまだ2年生ですよね。
それにしては上達はやい方ですよ、えぇえぇ。

(北見)先生はなんでそんなに上手に打てるんですか?
と質問というか感想がありましたが・・・
15~16年ほぼ毎日やっていますので。

北見成達

 

お茶の水授業 美容鍼灸 第9回目

2023年6月9日(火) 第9回目

「たるみリフトアップ」「くすみ、くま」

美容鍼灸の中でも最もご要望が多い内容。
3回の授業時間で学んできました。

因みにお顔のたるみとして多いのが、ほうれい線を描くような頬の部分。
次いでフェイスラインの二重アゴ
表情筋の筋力低下または噛み締め(喰いしばり)、首肩こりなどの筋肉の過緊張が原因となる事もあります。

筋力低下と筋肉の過緊張、、真逆の説ですが人それぞれお顔の状態によってあり得る事です。

くすみやクマといった見た目の色調の内容も筋肉の過緊張などによる血流の停滞でリスクが高まります。

今回はお顔や頭部、頚部という限局的な刺鍼を習得します。
本来は全身治療と組み合わせる内容ですが、授業時間の兼ね合いで局所的な刺鍼を学びます。

 

定休日は美容鍼灸教師
北見成達

お茶の水授業<3回目>

2023年(令和5年)4月18日(火)

先ほど夜間部の授業を終えてきました。
今回は3回目(全20回)の授業ですが、先週に引き続き「フェイシャル」について学びました。

美容鍼灸の施術メニューでは、お顔に鍼をするという印象が強いですが、フェイシャルをする事で施術効果もUPします。

美容鍼灸メニューがある治療院やサロン。
実はフェイシャルもおこなっている治療院は珍しい方なのだとか。

因みに、気持ちいいという体感も施術効果を高めるうえでは大切な事です。
これはリラックス状態となりやすく、医学的には副交感神経優位という状態をいいます。

お顔への施術は実は自律神経(副交感神経と交感神経)に影響を及ぼしやすいという身体の関連があります。

鍼とフェイシャル・・・リラックスにはとても重要な組み合わせ。
お灸は?というと、実はお顔でお灸をする事もあります。
授業の進捗によっては実践してみたいと予定しております。

定休日は美容鍼灸教師
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

新年度の授業開始<お茶の水>

2023年(令和5年)4月4日(火)

治療院は定休日ですが、お茶の水はりきゅう専門学校にて美容鍼灸の授業。
今年も非常勤講師として呼んでいただけて光栄です。
お茶の水での登壇としては6年目の年。

この日は初回で、内容としては美容鍼灸とは何か・・・
市場や世間における注目度、どのようなお悩み(主訴)に対応できるか。
発生学や解剖学、生理学、東洋医学などの視点から美容鍼灸の効果について学びました。
そして表情筋を触り分ける訓練をしました。

次回はフェイシャルを行います。

1日でマスターするのは難しいですが、表情筋やお顔を触れるという事に慣れていきます。

定休日は美容鍼灸教師
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

お茶の水授業8回目

2022年5月31日(火)
先週に引き続き、

「深いシワ」

に対する実技実習。

シワそのものに傷をつけ創傷治癒過程を促す。
ちなみに潜刺や散鍼、接触鍼などの手段で対応します。
シワによって使い分けます。

次回以降の授業内容には、たるみリフトアップやくま、くすみなども予定しています。

頭部、顔面部、頚部の筋肉や脈管を理解しながら刺鍼していきます。
表情筋をはじめ頭部や頚部の筋肉を触り分ける事も一緒に学んでいきます。

お茶の水はりきゅう専門学校
美容鍼灸 非常勤講師
北見成達

 

お茶の水授業 4回目

2022年4月26日(火)

フェイシャル

先週に引き続きフェイシャルを実践。
今週はペアを交代しておこないますが、一人あたり90分。

授業では20回のコマ数をかけて美容鍼灸の基礎を習得していきますが、来週からおこなうお顔への鍼のために まずは表情筋の触り分けの訓練も兼ねております。

素手で触り分けた表情筋、そのパーツ毎を指で感じましたが、その指が鍼に変わるだけです。

美容鍼灸施術は奥深く難しくもありますがシンプルに捉えるとそう難しくもありません。
解剖学、生理学など他の授業で学んだ内容は実技実践のための基礎知識です。
医学的基礎知識を兼ね備えて実技を行っています。

だから再現性も高く、狙って効果を出せるようになります。

施術家や鍼灸師としての手が備わるまでには、場数をこなす必要がありますが漫然と行うのではなく医学的根拠をもって比較(ビフォー&アフター)しながら行ってみると上達が早まります。

次回はGW明け。

次回の内容は

乾燥肌、ちりめんジワ、表情皺などへの散鍼(さんしん)

5月、6月は1年の中でも紫外線量が多い季節。

鍼の先端で目に見えないサイズの傷をつけ、真皮層にあるコラーゲン細胞やエラスチンなどの物質の再生や新生を促します。

 

定休日は鍼灸学校にて授業

定休日は鍼灸学校にて実技授業

2022年4月5日(火)
お茶の水はりきゅう専門学校にて授業
1回目は「発生学と医学的根拠を基にした美容鍼灸」を講義しました。

4月12日(火)
2回目は「フェイシャル」の実技
いきなりお顔への鍼はせず、表情筋を触り分ける訓練を兼ねてまずはフェイシャル

鍼には鍼のメリットや特徴がありますが、フェイシャルという皮膚表面からの手技だけでもお顔と内臓、自律神経に対してアプローチする事が可能です。

因みに当治療院で行っているフェイシャルは美容目的以外にも顔面神経麻痺の予後リハビリにも対応しております。

医学的な応用実技、美容鍼灸の理解を深めながら習得していきます。

お茶の水はりきゅう専門学校 非常勤講師
美容鍼灸担当
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達