免疫力に影響・・・寒い季節にこそ鍼灸?

こよみも大寒を迎え、たんに寒いだけでなく・・・極寒

もしかしたら雪の予報も。

当治療院では施術後、ポカポカに
個人差はあるものの、鍼灸施術と温活ホットパックを組み合わせ全身がポカポカな状態という感想も多いです。

webニュース(よろず~ニュースより)
「風邪、インフルが冬に流行する理由が判明か、空気感染の状況よりも気温低下による免疫がカギ 米国で研究」https://news.yahoo.co.jp/articles/399bc6c4a5fd5c1189c16ac602d30f96437c6a77

鍼灸施術の特徴として、免疫力への影響が言われます。
いくつか考えられる理由として・・・

・筋肉のコリがほぐれ、血流量への影響(免疫の一部は血液中に存在)
筋肉内を流れる血管への圧迫が軽減され血流が循環しやすくなる。
冷えも緩和されやすい。

・血管を支配する交感神経(自律神経)への影響
チクッ、ズシーンという体感(体外からの刺激が免疫力向上のきっかけに)
人体には健康を維持しようとする機能=ホメオスタシスが備わっています。
ストレスや疲労により、ホメオスタシスが働きにくい状態となると体調悪化となりやすくなります。
鍼やお灸の物理刺激をきっかけとして、ホメオスタシスに喝が入るイメージです。

チクッやズシーンの体感を得られると、身体も「あ!元の体調に戻らなきゃ」というモードになります。

健康維持のスイッチオン状態になります。

さて真冬の季節を迎える時期ですが、疲労回復とともに免疫力向上のための鍼灸施術をお勧め致します。

【この記事を書いた人】
北見成達(きたみ なりたつ)
鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ代表
新宿医療専門学校 美容鍼灸特別顧問
お茶の水はりきゅう専門学校 非常勤講師

風邪やインフルに対し役に立てる事

【結論】
鍼灸、お役に立てそうです。
※個人的見解

先日、webニュースにこんな記事がアップされていたのでご紹介。

風邪、インフルが冬に流行する理由が判明か 空気感染の状況よりも気温低下による免疫がカギ 米国で研究

https://news.yahoo.co.jp/articles/399bc6c4a5fd5c1189c16ac602d30f96437c6a77

以前からもよく耳にする内容ですね。

という記事がアップされていましたが、鍼灸施術では気温低下に伴う冷えに対応し、感染予防の一助となる可能性があります。

このブログではこれまで確定的な事以外は投稿を避けてきました。

当院のメニューには美容鍼灸やメディカル鍼灸などのコースが存在します。
ご要望の内容が美容目的の方も、スポーツによるケガの方も、肉体疲労や精神的ストレスが原因の諸症状の方も・・・人体は同じ。

「健康=美容」というコンセプトで行っております。

主訴(お悩みやご要望)の内容によっては、すぐに施術効果を得られる内容と、施術回数や予後経過の時間を要する内容とがあります。
具体的には、肉体疲労など筋肉のコリなどへの緩解は比較的早く、
内臓機能の低下、免疫機能の低調など自律神経系に働きかける施術内容は効果発現(体感)までに期間や施術回数を要する事が多いです。

特に温活を含む内容の鍼灸施術にて免疫力低下を防ぐ目的の場合は、施術回数や期間を要する事になります。
実際の例では、普段の肉体的疲労に対して鍼灸施術を行うことを繰り返されることでお身体が本来あるべき状態に近づいていき、それが安定的と変化していきます。

「利用者の方の声」
・これまで毎年のように風邪をひいていたのが、鍼灸を受けるようになって引かなくなりました。

・こどもの頃から虚弱体質で冷えや生理痛に悩まされていましたが、鍼灸施術と自宅でお灸をする事で、冬でも靴下をはかずに過ごせるようになりました。

など。(一部ご紹介)

鍼灸の場合、医薬品のように特定の症状だけに効くという訳ではありません。
身体の外側から鍼による物理刺激や温熱による物理刺激をもって、機能が停滞した人体を本来あるべき健康状態へ誘います。
継続的に施術を受ける事が体質改善へ繋がることなります。

 

新型コロナ感染も怖いのですが、インフルエンザの流行も懸念される季節です。

予防医学として鍼灸施術を推奨いたします。

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ
北見成達

免疫力UPのために ④疲労をためない

免疫力UPのために、疲労を溜めない。

漠然とした表現ですが、疲労が蓄積することで身体の機能が不調となっていきます。

筋肉、内臓、脳など、これまでに書いてきた事を踏まえると、疲労の蓄積がいいとは言えません。

栄養のバランスが良い食事、質の良い睡眠、温活、すべては疲労を溜めない、または回復を早めるなどのためです。

いきなり何もかも上手に行えなくても大丈夫。

少しずつご自身にあったリラックス方法を実践し、免疫力UPにつながる疲労を溜めないを行うことをお勧めいたします。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

免疫力UPのために ③冷やさない

これからの季節、クーラーが効いた環境で過ごすことも増え、冷え症やむくみといったお悩みもよく伺います。

 

そして体が冷やされることで、免疫の機能が低下すると言われます。

体温が1℃下がると免疫機能が30%ほど下がる、と言われています。

なので身体を冷やさない、特にお腹(内臓がある)を冷やさないようにするべきです。

 

温活を行いましょう。

例えば、使い捨てカイロをおヘソ周りや、ヘソ下の下腹部に当てるようになさってみて下さい。

夏なのに?と思われるかもしれませんが、案外と冷えるものなのです。

理由:夏は暑い→汗をかく・・・体内の熱を放熱するために行われる「汗をかく」事で、皮膚表面が濡れます。

その皮膚を濡らした汗が蒸発する時に、気化熱として放熱されます。

しかし汗は皮膚表面にベタベタと残ることで放熱しつづけ触れてみると冷えていたりします。

これが長時間つづくと、全身に冷えが及びます。

体幹的には暑い時期なのに、おなかを触れてみると結構冷えていたりすることが多いです。

 

帰宅後など可能なタイミングでは、入浴されるのもお勧めです。

38~40℃のぬるま湯にゆっくり浸かる事で身体の芯まで温熱がじっくり到達します。

リラックスすることで自律神経も整い、良い睡眠を得られやすくなります。

 

質の良い睡眠をとることは、免疫力UPにもつながっています。

 

連日、当たり前の事を書き連ねておりますが、失礼しました。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

免疫力UPのために ②よく寝る

睡眠・・・人生(寿命)の約3分の1は睡眠時間として過ごしている人間ですが・・・

睡眠で休養している時に、肉体疲労を回復している以外にも免疫機能を高める、または恒常化といって本来あるべきコンディションに戻すべく調整してくれています。

睡眠不足ですと、肉体疲労や免疫機能が効率よくはたらきにくくなります。

睡眠のためには・・・ちょっとしたコツも。

・日中、軽い運動をする(ウォーキングやストレッチ、深呼吸など)

・寝る前にカフェイン摂取を控える

・寝る前にスマホやタブレットなどブルーライト光線を控える

・お風呂につかる

 

就寝する1時間くらい前までに済ませておくと、より理想的です。

 

因みに・・・

睡眠は脳をデフラグしている?

私は鍼灸学校で教員も行っておりますが、一夜漬けで試験に臨む学生がいます。

(私も学生時代はやってました)

一夜漬け・・・睡眠不足、なんなら一睡もせずに・・・試験が終わると、せっかく記憶した知識を忘れてしまうんですよねぇ。

記憶をとどめておく場所でもある脳ですが、パソコンでいうとCPUやメモリです。

パソコンの動作がスムースにいくように最適化する「デフラグ」という機能をご存じでしょうか?

無作為に保存を繰り返して、次に開くときにやや時間を要したり。

これをスピードアップさせる最適化の機能。

実は人間は睡眠中に行ってくれています。

 

例えば、本棚に解剖学1~10巻、生理学1~15巻、東洋医学1~20巻という本をバラバラに並べた(保存)とします。

いざ読みたいとき(取り出したいとき)に巻数が順番どおり並んでいると楽に取り出せます。

バラバラに収蔵した本を、巻数順に並べなおす事を「最適化=デフラグ」すると言います。

 

なので、睡眠は肉体疲労、免疫力アップ以外にも、脳の最適化もしてくれています。

睡眠、とても大切ですね。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

 

お灸の効果、炎症による「白血球機能」への影響について

今日はお灸を行うことで、やれ温活だの、免疫力が上がるだの耳にする事の内容について触れてみます。

免疫力の代表格な白血球。

白血球のカテゴリー

先日も触れました、サイトカインやNK細胞などは総じて白血球として分類されます。

おおまかに白血球は・・・体内に侵入した異物(細菌やウィルスなど)を除去する働き、そして損傷の修復にも働きかけます。

 

お灸が免疫力UPにはたらく?

お灸により、ごく微細な炎症を発生させることで細胞内に発生した発痛物質の除去(生体防御反応)を促すというのが、いわゆる免疫力(機能)を高めるという理由になります。

 

決して珍しいことでもないのですが、当院でも20代~80代の女性が

「若い頃からの冷え症が治った」

「毎年、夏も冬も靴下を重ね履きしないといけなかったのに、靴下なしで過ごせる」

「冷えが改善されることで、浮腫みが減った」

「冷えを感じなくなり、生理痛も軽くなった」

などの、声を多く伺います。

 

温活=冷えの改善と思われがちですが、免疫力に細胞レベルで働きかけられるお灸。

ウィルスや細菌、花粉やPM2.5など、人間からすると異物に相当する物質が多く飛散する事に対してお灸で生体防御反応を促してみてはいかがでしょうか。

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

お灸の効果、「マクロファージ」へのはたらき

お灸を行うと、マクロファージの異物貪食作用が活性化されると考えられています。

 

マクロファージ(貪食細胞)

体内に侵入したウィルスや細菌を捕食して消化してくれます。

役割を終えて死んだ細胞も捕食消化してくれています。

 

白血球に属する単球(単核白血球)が分化しマクロファージになります。

造血幹細胞で単球が成熟→単球が血流に入り48時間ほど滞在→血管壁を通り抜けて細胞組織内に入りマクロファージとなる。

マクロファージは細胞内でリソソームという顆粒を増加させる。

このリソソームは細胞内に取り込まれた異物を消化する場として働く。

 

鍼やお灸をすると免疫力が高まると言われます。

その作用の一つとしてマクロファージが活性となれば、ウィルスや細菌類が体外から侵入した際に免疫として役割を果たすことになります。

種々の感染症に罹患しないためにお灸で事前に免疫力を高めておくのはいかがでしょう?

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達

 

お灸の効果、免疫力へのはたらき

このブログでも度々、鍼の効果やお灸の効果について触れてきましたが、今日はもう少し詳しく。

新型コロナウィルスの感染も恐怖ですが、それ以外に感染症が無くなった訳ではありません。

この時期 毎年、インフルエンザ(ウィルス)やノロウィルスなど、それ以外にも細菌類の感染症も懸念されています。

ウィルスや細菌などは、人間からすると異物となります。

人体内に異物が入ってくると除去しようと働くのが免疫。

この免疫がしっかり働くことで、感染しないように防御してくれます。

鍼やお灸はこの免疫(たくさんの種類があります)の機能や能力が向上します。

分かっているだけでもご紹介していきます。

つづきは「マクロファージ」のはたらき、にて記載します。

 

 

 

 

鍼灸が役に立てる事(鍼灸師の独り言)

新型コロナウィルスの流行により世界的混乱が続いています。

特効薬やワクチンなどは、今現在まだ存在しておらず医療機関、研究機関、製薬会社などが懸命に開発に従事しています。

 

TVやネット、各種メディアに登場されている医師の発言でも、今できる事をしっかり行う。

「3密を避ける」

そして日々、行えることとして・・・手洗いうがい、よく食べてよく寝る。

身体を構成する物質は、栄養摂取から得られます。

そして細胞を修復する、再生させるために必要な休養や休眠。

 

鍼灸がウィルスに対して、直接的に効果効能を発揮する事はありません。

しかし、身体の肉体的疲労、精神的疲労などを和らげ、本来あるべき健康な状態に導く可能性はあります。

とかく免疫力UPが大切とよく耳にします。

人体に備わっている免疫には、たくさんの種類が存在します。

鍼灸については、随分前から免疫機能を向上させると言われています。

ホメオスタシス=生体の恒常性に対して働きかける事が可能な鍼灸施術。

健康のベースアップを行えるなど、お役に立てる事は多いと思います。

 

 

鍼灸-はりきゅう-サロン イマージュ

北見成達